2017年8月27日日曜日

FUJIFILM GFX 50Sについて

FUJIFILM GFX 50Sを導入して半年が経ちました。

もっとクオリティの高い写真が撮れてからとも思いましたが
区切りのいいところで、いったんまとめてみようと思います。



まずはGFX 50Sについて簡単にご紹介を。
FUJIFILMが従来展開していたXマウントに続いて発表されたGマウント、デジタル中判のシステムになります。
デジタル中判と言ってもセンサーサイズは約44mm×33mmで35mm判フルサイズより少し大きい程度
面積では35mm判フルサイズと645(セミ判)のちょうど中間くらいの大きさです。

しかしながら同時期に発売されたハッセルブラッドのX1D同様
初のミラーレス中判デジタルということで注目を浴びました。

従来のミドルクラスフルサイズ一眼レフ並の重さ大きさ
短いフランジバック、フォーカルプレーンシャッター(電子シャッターあり)
といった特徴があり、操作性も従来のFUJIFILMのXシリーズ同様である程度こなれてるのが魅力的です。



では続きは写真とともに。


中目黒スナップ⑥
(GFX 50S, GF63mmF2.8)

PENTAXの645Zからの買い替えのため、5000万画素や中判であるといったセンサースペックはそのままなため
大きなインパクトはありません。一番の違いはやはり大きさ軽さでしょうか。
645Z用にも軽量なレンズはありますが重量バランスが異なるためか、非常に使いやすいです。

そのおかげからスナップで使うのがとても楽しいです。







塩船観音寺のつつじ
(GFX 50S, GF32-64mmF4)





立ち読み
(GFX 50S, GF63mmF2.8)


FUJIFILMならではのフィルムシミュレーションも面白いです。
個人的には基本的にPROVIAを使用し、コントラストが低い風景にはVELVIA、スナップにはCLASSIC CHROME、
人物用にASTIA,PRONEGを使い分けています。
私は特にスナップ時のCLASSIC CHROMEが好きで、モノクロで撮ることが減りました。






開成町あじさい祭2017⑥
(GFX 50S, Distagon2.8/50)





重ならない手
(GFX 50S, Planar2/110)

また、ミラーレスということでアダプターを付けて他社レンズを使うことも楽しみの一つです。
現状使っているのは6×6のハッセルレンズでPENTAXでも使えていたものですが
今後はロードマップと相談しながら違うマウントのレンズも使ってみたいと思っています。






untitled
(GFX 50S, GF23mmF4)


ロードマップの話が出たところで、現在発売されているレンズのおさらいを。
超広角にあたるGF23mmF4、標準でコンパクトなGF63mmF2.8、明るくポートレート向けな中望遠GF110mmF2
中望遠ハーフマクロGF120mmF4MACRO、唯一のズームでやや広角よりなGF32-64mmF4の5本が発売されてます。

この中で私はGF23mmF4、GF63mmF2.8、GF32-64mmF4の3本を使用しています。
アダプターを使うことでは得にくい使用感や画角のレンズを純正で、というコンセプトです。

カメラの発売から半年で5本と展開が早く、今後の発表も楽しみです。





untitled
(GFX 50S, GF23mmF4)

また、縦横比の選択の幅も面白く、パノラマである65:24なんて選択肢があります。
元々4:3というやや縦長のフォーマットにも係らず、EVFで横長に表示させるのが楽しいです。







腰越







春の息吹






郷土の森その4




キビキビとした操作性や充実したレンズ・アクセサリーラインナップは期待できません。
高画素機と言ってもキヤノンもニコンもソニーも出しており、GFX 50Sだけの持つ大きなメリットではありません。
ダイナミックレンジも高感度も、それらの機種とそこまで大きく変わりません。


それでもこのカメラを握って、シャッターを押して、撮れる絵を見て、FUJIFILMを使っていこう
そう感じました。どんどん写真を撮っていきたいです。





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