そういえば645用のレンズを一つ一つで紹介していませんでした。
WEBで検索してもデジタルボディとの組み合わせの作例や感想があまり出てこないことも多い645用レンズ。
少しでも参考になればと何枚かと共に感想を述べていきたいと思います。
そんなわけで第一弾はFA645 75mmF2.8です。
現行では一番安価で最小最軽量。最初の一本の候補となるレンズでしょう。
35mm判換算59mmとやや長めの標準レンズ。
スナップやポートレート向けでしょうか。
コントラストは低めで、開放の柔らかめな表現が特徴。
逆光ではフレアやゴーストが多発します。
けれど、ピント面はシャープで、滲みも少なく、使いようのある感じです。
順光であれば開放でもカリカリとまではいかずとも、ほどほどにしっかりと解像します。
小型ですが歪みは少なく、直線をすっきりと表現します。
F11まで絞りました。
デジタル専用レンズほど解像はしませんが、程よい色のりと立体感が得られます。
ただ、個人的には開放付近でのハイキーが似合うレンズだと思います。
他の645レンズは解像感があり、コントラストも高めなので、それらとは違う写りが魅力的です。
がっつりボケるわけではないけれど、ピント面が薄く、なだらかにボケる。
中判っぽいボケ、というのかは定かではありませんが、そういうボケが楽しめるレンズです。
続いて使用感。
AFはモーター音が非常にうるさいです。速さと精度はほどほど。
MFはスカスカですが、個人的には指一本で回せるので好きです。回転角はほぼ180度。
35mm判用のレンズと比べても小型だが、造りはプラスチッキーで安っぽい。
絞りは1/2段。フードが別売りなのが少し残念。
小さいので、とりあえずカバンに入れておける素敵なレンズです。
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