レンズを一本導入しました。
VoigtlanderのHeliar 40mm F2.8です。
同社のVM-E Close Focus Adapterと併用することが前提、という一風変わったレンズ。
沈胴でクラシカルな外観という点に惹かれて購入しました。
それでは何枚かと共に感想でも。
クラシカルな外観とは裏腹に、写りは現代的。
ほどほどにシャープでコントラストが強め。やや白飛びしやすい。
開放から描写は安定している。
立体感はないけれど、同社のUltron28mm F2と傾向が似ている気がする。
ほぼ最短開放。もう一歩寄りたいところではあるけど、ピント面はシャープ。
こちらも開放最短付近。ボケは大きくないが、形を残しながらうるさすぎず、悪くない。
開放で遠景を撮ったが、まずまず破綻はない。ただ、若干歪みを感じる。
遠くがぼやけて見えるのは、実際に白っぽくなっていたから。
最後に絞った画も。
使用感はかなり独特。
沈胴のギミックはもちろんだが、フォーカシングや絞り環の操作も慣れが必要。
どちらもシームレスにスムーズに動いて楽しいが、フォーカスに距離指標なく絞りにクリック感がないのでスナップ性に欠ける。
被写界深度は深めだが、ピントを合わせるにはEVFを見ながらじっくりと撮る必要がある。
フードが最初から二種類ついてるが、色合いや大きさからドーム型の方が好み。
キャップを外そうとするとフードも外れそうになる辺りはちょっといまいち。
可搬性や描写の傾向からスナップ向きかと思いきや、使用感がスナップに向いていない。
ちょっとチグハグ。
良くも悪くも遊び感のあるレンズ。
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