レンズを一本導入しました。
VoigtlanderのULTRON 35mm F1.7 Vintage Line Aspherical VMです。
こちら、名前にもあるようにVintageということで、半世紀以上前のNOKTON 50mm F1.5のデザインをモチーフとしており
2013年に発売された同名のNOKTON 50mm F1.5に続いての、第二段となります。
同スペックのLマウントレンズが以前にありましたが、レンズ設計は新しく行われています。
今回、α7Sで使える35mmが欲しかったので、購入しました。
それでは何枚かと共に感想を。
傾向としては同社のウルトロン28mmに似ています。
強めのコントラスト、暗めの色、やや硬めの描写。中距離の立体感に優れてます。
モノクロには程よい感じです。
絞った遠景。ほどほどにシャープですが、周辺がやや怪しいです。
また、カメラ側の問題かもしれませんが、細かい描写がギスギスとしています。
ということで、やはり開放付近で使いたいレンズ。
開放で遠景気味に。晴れた日でISO100だとSSは上限、1/8000になります。
ピシッとは締まりませんが、破綻するまではいかず、ほどほどに雰囲気が出ます。
こちらもハイキー。アダプタのヘリコイドを少しだけ回して、最短より若干寄りました。
ボケは柔らかくはないですが、背景を残しながら使うにはいい感じ。
ローキー。こっちの方が得意でしょうか。
安定した描写や高性能さを求めて使うというよりは、ハマる場面を見つけながら使う方が楽しそうです。
続いて使用感。
回転角は無限遠から最短まで110度程度で、スナップに使うレンズとして程よい。
ピントリングはやや軽めだが回しやすく、引っかかりもない。
絞りリングは1/2段ずつ。クリック感はしっかりある。
購入したのがシルバーなため、レンズ自体は結構重みがある。
造りは上質だが傷やへこみが気になるため、扱いは慎重にならざるを得ない。
少し肩を抜いて写真を撮る時、撮ることを楽しみたいときに良いレンズだと思います。
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