レンズを一本導入しました。
LEICAのSUMMICRON-M f2/35mm ASPH.です。
気がついたらLEICAに手を出していました。
モノクロ時代のオールドレンズでもなく、デジタル対応した最新レンズでもない
それでも非球面を初めて採用した、SUMMICRONです。
われながら中途半端な選択をしたわけですが、何枚かと共に感想でも。
同じ35㎜F2.0のRX1と比べると、地味でぼやけた印象のレンズ。
特に開放付近ではハイライトがにじむ。
発色の傾向は黄色によりやすく、彩度は薄目でやや暖色気味。
後ボケは少々うるさめだが、広角にしては大きめにボケる。
一番奥の木にピントを合わせてみました。
前ボケは穏やかで、立体感もある。
モノクロは程良い諧調と柔らかさ。コントラストもほどほど。
やや軟調で線は太めだが、絞ればそこそこシャープ。
とはいえ、どちらかというと、やや開いた柔らかい感じの方が持ち味か。
以上、描写の感想。
正直なところ、値段ほどの価値があるのかは分かりません。
鏡筒はコンパクトで、造りや操作性も悪くありません。
普段1/3段の絞りを使っているの方には、1/2段の絞りはちょっと慣れが必要かも。
悪く言えば特徴がなく、よく言えば現代的な描写の中に古めかしさもある。
そんなレンズです。
0 件のコメント:
コメントを投稿