Sigma 50mm F1.4 DG HSM Art

レンズを一本導入しました。

Sigmaの50mm F1.4 DG HSMです。

Artラインと呼ばれるシリーズの第二段、キヤノンやニコン向けはちょうど一年くらい前に発売されましたが

ソニー向けは昨年末に発売されました。

Summicronの50㎜を使い始めてから50㎜付近のレンズに苦手感が薄まってきたこと

α900をもっと使いたいと思ったこと、から導入しました。

それでは何枚かと共に感想でも。

使い始めて20枚目くらいのショット。
これはすごいレンズだと感じました。

空気感を写すとまでは言いませんが、自分の感じたものを表現してくれる。
そう感じました。

最短・開放。
レンズの性能は申し分ないです。開放から非常にシャープ。明るい50㎜レンズとしては寄れるのもうれしいです。
ボケは特に綺麗とも汚いとも言えないくらいで、きつい癖はないかと思います。

また、同ラインの35㎜で感じた寒色系の色のりの悪さはなく、よりニュートラルな発色。
RAWで調整がしやすい印象です。

私はしないですが、ポートレートにも使えそうかと思います。

画はスナップにも悪くないですが、815gと重いので、ある程度決め打ちの場面での使用が望ましいです。

遠景をほどほどの絞りで。
文句なしのシャープネス。夕刻の色合いもいい感じに出てます。

中景から遠景をがっつり目に絞って。
回折というよりは風の影響で、やや甘めです。

また、開放値が明るいためか、最小絞りがF16というのが少々残念ではあります。






続いて、使用感。

AFは静か。速度・精度は必要十分、たまに迷うけれど変な所に合焦することはまずないです。
無限遠から最短まで回転角が110度ほどで、MFは可もなく不可もなく。
やや重めの感触で遊びがほとんどなく微調整はしやすいです。
造りは地味ながら、安っぽくはないです。






大きくて重いですが、それを差し引いてもいいレンズだと思います。
そんなわけで、Sigmaさんにはソニー用の24㎜をぜひとも出して頂きたいです。